あぜぬり

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今年も田んぼ作業が始まった。いつもお世話になっている太郎さんに教えていただきながら、最初は田んぼのあぜぬりからやる。

畔とは、田の縁に土を盛り上げてつくる細い堤防ことで、水を貯めるとともに境界や通路の役割も果たしている。今回の畔ぬりというのは、田んぼの縁から水漏れしないように、泥で塗り固める作業のことだ。
地味だけど一年間の稲作のなかで、まさに基礎となる大事な作業なのだ。

まず、田の縁に沿って水が流れるように子ども達が溝を掘っていく。周りをぐるりと掘ったら水門を開けて水を流し込む。そこに今度は素足で入り、みんなで土をグチャグチャかき回す。この作業が冷たく足の裏がグニュグニュするので、子ども達は慣れるまでキャーキャー騒いでいた。そして柔らかい泥ができたら、その泥で畔を塗っていく。最初は泥を盛っただけの土手なのだが、太郎さんが鋤と鋤簾を巧みに使って泥を塗り固めていくと、まるで型枠に入れて作ったかのような見事な畔ができあがる。にわか仕込みのスタッフがいくら真似してもできない。
まさに熟練の技に子ども達もスタッフも感嘆してしまう。

大昔からずっと続いてきた稲作。こんな些細なところにも知恵と経験と、匠の技があることを実感する。






葉わさび

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センター近くの沢にワサビが白い花を咲かせている。植えたものか自生かわからないが、年々ふえてきている。そこで今回、葉ワサビを作ることにした。

葉ワサビはそのままでは辛くない。どうやってあの独特のツーンを出すかというと、春先の柔らかい葉や茎、そして花も摘んできて細かくちぎり、塩少々を加えてそこに70度くらいのお湯をかけたあと、激しくシェイクすること約60秒(これが辛味を出すコツらしい)それを密閉容器に入れて、しばらくさますと出来上がる。お醤油をかけて食べるのだが、爽やかな風味に続いてあのワサビ独特のツーンとした辛味がでていておいしい。子ども達は「か、からい!」「う、ツーンときた!」といって騒いでいる。

葉ワサビは、新しい葉や花の咲くこの季節しか味わえない通な食べ物だ。調理方法もいたって簡単だけど、シェイクや密閉など手際よくやるかどうか、ちょっとの違いで辛味がでたり、まったくでなかったりする。これが面白い。今回もみんな同じように作ったつもりでも、あのツーンがしっかりでた子とまったくでなかった子がいた。

お手軽な食文化体験でありながら、理科の実験のような楽しい料理教室となりました。





味噌を作った

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今日は味噌作りの日。GWの味噌作りは、山村留学センターでずっと取り組んでいる恒例行事だ。
小海町にある味噌屋さんにお願いしてあった、自家製の麹(米麹・麦麹)と地元の大豆、それと塩だけを使って、毎年子ども達が手作りする。
まず。前日から水に浸して倍以上に膨れた大豆を、大鍋で柔らかくなるまで煮る。それを専用のすり機に入れてすり潰していく。手動式のすり機は、ハンドルをグルグル回すたびに、つぶされて粘土状になって出てくる。それに、ほぐしておいた麹と塩と合わせて、しっかり混ぜていく。

作業は単純だが、なにしろ量が多いのと、子どもの作業なので、後半ちょっと疲れて飽きてくる。だからではないが、山積みになっていく材料をこねながら、自然と粘土?遊びがはじまる。最初はただの団子作りだが、そのうち動物のキャラクターになったり、最後には滑り台を作り始めた。食べ物で遊ぶなんて叱られそうだが、単純労働の中での子どもらしいささやかな息抜きで、これも毎回楽しみになっている。

大豆を全てすり潰し、麹・塩とで混ぜ終ったら、それを樽に投げ入れて、大豆の煮汁を足し、さらによくかき混ぜてから表面を整え、蓋をしてカバーをかけて作業は終了。最後、そのカバーに数年後の山村留学生へみんなでメッセージを書き込んで完成だ!

でも、これでおしまいではなく、次に昨年仕込んだ味噌をすり直す作業に入った。これは、味噌のキメをより細かくするのと、天地返しをかねて行っている。去年子たちが作った味噌なので、カバーにはその時書いたメッセージが記されている。自分が書いたメッセージを読んで「こんな事書いたんだぁ」と懐かしがっていた。
その樽の蓋を開けてみると、今年作ったものと比べて、味噌の色が少し濃くなっていて、発酵が進んでいる事がわかる。自分達が去年すった味噌をもう一度すり直し、味噌作りは終わった。

今回作った味噌が食べられるようになるのは、2、3年後だ。つまり、ほとんどの子は自分で作った味噌を食べる事ができない。今センターで使っている味噌も、3年前の先輩たちが作った物だ。味噌作りは、先輩から後輩へ、気持ちをつないできたバトンのようなものだ。(稗)










ジャガイモの種植え

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GW初日は、先日耕運した畑にジャガイモの種を植えることにした。
大きい種イモは半分に切って、そこに雑菌が入らないようにワラ灰を付けた。子ども達は「灰で黒く汚れるのにきれいになるの??」と疑問に思ったようだが、灰をつけるのは面白かったようで、喜んで切り口を黒く染めていた。

30センチ間隔で並べた種イモを、手で15センチ程の穴を掘って植えていく。植える時に「おいしくなってね」と声をかける子もいた(^^)
作業自体は簡単なので、あっという間に終わってしまい、「まだ植えたいー!」と。すでに3分の1はジャガイモ畑になっている。これ以上植えるとイモだらけになってしまうから、今日の作業はここまで。あとはトマトやキュウリなど、野菜の苗を植えていく。

空いてるスペースに、今年はどんな野菜を植えるか楽しみだ。(稗)








きのこの植菌

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シイタケとヒラタケの植菌をやった。

子ども達は早く作業にかかりたい所だが、ちょっと菌について勉強をしてから始めた。まず、菌ってなに?という事から。子ども達は「汚い」「ばい菌」「気持ち悪い」とか口々に言う。菌に対する悪いイメージを植え付けられてしまっている。

「ヨーグルトや納豆、カツオ節に紅茶なんかは、発酵食品って言って、菌がいないと作れないのは知ってる?それに、肌をきれいにしてくれるのも、おなかの調子を整えてくれるのも、菌なんだよ。おなかを痛くしたりする菌もあるけど、いい菌もたくさんあるし、菌がいないとみんなは生きていけないんだよ」と、話をすると、「そうなの?」と驚き、菌=汚いというイメージから、いい菌もいるんだと、新しい発見があった。

子ども達の菌に対するイメージが変わった所で、いよいよ作業に入る。ナラの木を切った丸太(原木)に、電動ドリルで小さな穴をあけてから、種駒の小さな木片を木槌で落ち込んでいく。簡単な作業だが、電動ドリルを初めて使う子もいるので、落ち着いてゆっくり作業を進めていく。経験者は初心者にやり方を教えながらやったので、作業はスムーズに終わった。

運がよければ今年の秋に食べれるが、キノコが育つには一年ほどかかることが多い。自分の植菌したキノコを食べたいけど、そうはいかない年もある。
センターで採れるキノコが食卓に並ぶ事もあるが、それは先輩たちが植菌したキノコだ。自分達は食べられないかもしれないけど、後輩のために心を込めて植菌する。そんな気持ちで作業をした。(稗)





プロフィール

Kitaaikisan

Author:Kitaaikisan
長野県北相木村山村留学センターです。
現在23人の子供達と色々な自然体験をしながら
一緒に楽しく過ごしています。

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